~これまでのお話~
八神比売(ヤガミヒメ)にプロポーズをするために旅に出た80人兄弟の八十神(ヤソガミ:オオナムヂの兄達)でしたが、ヤガミヒメが結婚相手に選んだのは、荷物持ちで末っ子のオオナムヂでした。兄達は共謀しオオナムヂをやっつけることにしました。
ヤガミヒメは結婚相手にオオナムヂを選んだのですが、兄達はどうしても納得がいきません。本来は恋敵である兄達ですが、まずはオオナムヂを倒すため作戦を練ります。
とある山の山頂にある大岩を選別し、火を焚く準備をしています。いったい何をしているのでしょうか?
作戦の準備が整うと、オオナムヂを呼びました。
「お~い、オオナムヂ。この山には悪さをする赤イノシシがいるんだ。オレたちが追い出すから、お前は山の麓で捕まえてくれ。もしミスったら殺すからな!!」
「悪さをするイノシシか。それは土地の人もさぞ困っていることだろう。」
人が良く、素直なオオナムヂは兄達の言うことを聞き、山の麓で待機することにしました。
それを見た兄達はニヤリと笑いました( ̄▽ ̄)
「よし!!作戦決行だ!!」
「いくぞっ!!」
ゴロリ・・・
山の麓で待機するオオナムヂに兄達が叫びました。
「オオナムヂ!!行ったぞ、しっかり捕まえろっ!!」
物凄い勢いで赤イノシシが山を駆け下りてきます。
オオナムヂは、全身全霊で赤イノシシを受け止めようとしましたが・・・
ギャァァァァース!!!!
辺りにはオオナムヂの悲鳴が響きました。
オオナムヂが受け止めたのは、イノシシでなく真っ赤に燃えた大岩でした。
オオナムヂは無残にも真っ黒焦げになり、死んでしまいまいた。。。
よう
12月5日(日)14:00~16:00 埼玉小川町
よろしくお願いいたします。