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178の白うさぎ⑥

 ~これまでのお話~

隠岐島(おきのしま)に住む白うさぎは、サメを騙し気多の岬に(けたのみさき)渡りました。しかし、渡り切る寸前に(言わなきゃいいのに)サメを騙したと口を滑らせたため、皮を剥がれてしまいました。更に八十神(ヤソガミ:オオナムヂの兄達)にウソの治療法を教えられ、傷が悪化してしまいました。そこへ、現れたオオナムヂはうさぎに正しい治療法を教えたのでした。

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白うさぎはオオナムヂに教わった通り、身体を真水で洗い、蒲の穂の布団で休みました。すると傷は癒え、ピッカピッカになりました。

 

う「ありがとう、オオナムヂ様!!」

 

オ「良かったね。しかし、なんでサメ達を騙そうとしたんだい?素直に海を渡りたいと相談すれば良かったじゃないか?もう相手を騙すようなことをしてはいけないよ。」

 

う「はい、わかりました。もうしません。さぁ、オオナムヂ様、先を急いでください。八神比売(ヤガミヒメ)はイジワルなあなたのお兄さん達には目も向けないでしょう。ヤガミヒメを娶るのは、あなただ!!私、神通力あるんですよ!!」

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オ「(はぁ・・・神通力があればサメにも兄達にも騙されないだろうに)

  では、元気でね、白うさぎ君。」

 

オオナムヂはヤガミヒメの元へ急ぎました。

 

オオナムヂは気づいていませんでしたが、白うさぎは瀕死の状態から甦っていたため、不思議な力を身に着けて「うさぎ神」へとレベルアップしていたのでした。

(まるでサ〇ヤ人みたいですね)

 

 

よう