僕は子供の頃、けっこう嘘つきでした。
それほどひどい嘘はつかなかったと思うけど、今思えば友達の気をひくために、親に褒められるために嘘をついていました。
そういう自分が嫌だな〜と思うのだけど、なぜかやめられないんですよ。そして、どんどん自分が嫌になるのです。
嘘は言わないほうが良い。長渕さんもそう言っています。長渕さんも嘘を言わないと心に決めて嘘をつき続けたそうです。
〜RUN(長渕剛)〜
賽銭箱に 100円玉投げたら
つり銭出てくる 人生がいいと
両手を合わせ 願えば願うほど
バチにけっつまづき 膝をすりむいた
なるべくなら なるべくなら
嘘はない方がいい
嘘は言わない そう 心に決めて
嘘をつき続けて 俺生きている
話は逸れますが「賽銭箱に百円玉投げたら釣り銭出てくる人生」って、未だによくわからない。でも、なんだかすごい歌詞ですよね。
というわけで、嘘はつかないほうが良い。そんなことわかってるけど、嘘をついちゃう。
この気持ちって、比較から生まれるのではないかな?と思うのです。他人と比較して、自分に価値を認められないから埋め合わせるために嘘をつく。
でも、これって永遠に満たされないと思うんですよ。
イギリスの歴史学者アーノルド・トインビーは「神話を学ばない民族は滅びる」と言いました。
トインビーの言葉の真意って、神話を知らない者は己の根元やルーツに触れることがない。ルーツを知らないものが自己重要感を得ることは難しい。そんな民族の集団は、自己を満たす術として他者からエネルギーを奪うことしか知らないから、当然衰退していく…ということなのかもしれないな、と思っています。
嘘は言わないほうが良い。
自分を愛しましょう。
人には優しくしましょう。
人の批判はやめましょう。
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そんなこと、わかってんだよ!!
でも、できないんだよ!!
…という人。ぜひ古事記に触れてみてください。神話って本当に大切だよ。古事記って一元論だから。そこに比較はないのです。
よう