古事記スクール

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三種の神器、コンプリート

〜これまでのお話〜

高天原(たかまのはら:天界)を追放されたスサノオは出雲の鳥髪(とりかみ)に降り、ヤマタノオロチという八頭の怪物に苦しめられている老夫婦とその娘に出会いました。老夫婦との約束を果たし、スサノオはオロチを退治しました。。

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オロチの首を切り落としたスサオノ。次に尻尾を切り落とし始めました。そして、真ん中の尻尾を切り落とそうとすると…

 

ガキンッ!!

 

剣が何か硬いものにぶつかりました。

 

不思議に思い調べてみると…尻尾の中から立派な剣が出てきました。あまりに素晴らしい剣だったので、スサノオは姉のアマテラスに献上することにしました。

 

アマテラスは弟の成長を喜び、その剣を受け取りました。この剣は、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ:後の"草薙の剣")と呼ばれ、八尺鏡(やたのかがみ)、八尺勾玉(やさかのまがたま)と共に三種の神器として継承され、現在は"熱田神宮"にお祀りされています。

 

あくまで私見ですが、僕は天叢雲剣を所有することは、中つ国(なかつくに:地上世界)の統治者である証だと考えています。その剣をアマテラス献上したスサノオは「中つ国の統治権はアマテラスにあるべき」と考えていたのかもしれません。 

 

よう