高天原(たかまのはら:天界)を追放されたスサノオは、中つ国(なかつくに:地上)の出雲に降り立ちました。そこで、悲しんでいる老夫婦とその娘に出会いました。
「毎年、ヤマタノオロチという怪物が娘を一人ずつ生贄としてさらって行くのです。8人いた娘も櫛名田比売(クシナダヒメ)一人になってしまいました。そして、今年もオロチがやってくる季節になったです。」
悲しんでいる理由を知り、スサオノは言いました。
ス「よし、ではオレがオロチを退治してやろう!!その代わり、娘を嫁にくれっ!!」
父「オ、オロチを退治するというのですか!?ところであなた様は何者です?」
ス「アマテラス様の弟・スサノオだっ!!」
父「それは畏れ多いことです。オロチを退治してくれた暁には娘を差し上げましょう。」
こうしてスサノオはオロチを退治することになったのです。
「アマテラスの弟」と名乗っているあたりに、まだまだ自立しきれていないスサノオの幼さを感じます。もしかすると、追放された自身に引け目を感じていたのかもしれんませんね。
それにしても…クシナダヒメ。
①スサノオが負ければ「オロチの生贄」
②スサノオが勝てば「罪人の妻」
もしかしたら、スサノオとオロチの相打ちを望んでいたかもしれませんね…(;´・ω・)
よう