天の岩戸からアマテラスを誘い出し、スサノオはヒゲを剃り、爪を切り、禊(みそぎ)を済ませました。
「さあ、お祭の打ち上げでもしますか?」
「そうだね、お腹も減ったしね」
「スサノオも一緒にどう?」
八百万の神々が和やかな雰囲気で言いました。
「では私が料理の準備をしましょう」
料理が得意な大気都比売神(オオゲツヒメノカミ)が名乗り出ました。
「料理中は気が散るので中を覗かないでくださいね」と言って、オオゲツヒメは厨房に入っていきました。
「ヒヒヒ。覗かないでってわざわざ念を押すってことは…きっと何か秘密があるぞ!!」
スサノオは厨房の様子が気になって仕方がありません。
そこで皆の目を盗み、こっそり厨房の戸を開けると・・・
そこには口や鼻、そしてお尻から食材を取り出し料理しているオオゲツヒメの姿がっ(゚o゚;;!!!?
「おおお、おえ~、あんな料理を出そうとしていたのかっ!!」
スサノオはカッとなり、剣を抜きスパッとオオゲツヒメを切り殺してしまいました。
(いや、普通は禊の時に剣は没収でしょ…というツッコミはなしでお願いします)
嗚呼〜スサノオ、またやっちまいました…
よう