なんとか黄泉の群勢から逃げ切ったイザナギは、現実世界と黄泉の国との境目を「千引き石(ちびきのいわ)」という千人がかりでないと動かせないような大岩で塞ぎました。
(えーっ!!そんな大岩どうやって!(◎_◎;) 火事場の馬鹿力ですね^^;)
この岩は道返之大神(チガエシノオオカミ)と呼ばれるようになりました。昔から岩には邪気や悪霊の侵入を防ぐ力があると考えられていたのです。
(ゲゲゲの鬼太郎のヌリカベもそんな役回りでしょうか?)
イザナミが叫びます。
「愛しいイザナギ様、あなたがこのようなことをするならあなたの国の人々を1日1000人絞め殺しますよ!」
イザナギは答えました。
「ならば俺は1日に1500の産屋を建てよう」
(イザナギは直接産むのでなく「産屋を建てる」と言っているのが男性的だと思います)
こうしてイザナミの呪いにより人は寿命を持つようになりました。
人はイザナギの霊力で命を授かり、イザナミの霊力で命を失うようになったのです。
夫婦喧嘩をしつつもイザナミが「愛しいイザナギ様」と言っているところがなんとも切ないですね。
よう