~ハイブリッド古事記~コジキノキジ

日本の神話・古事記を中心に神様のことなどをシンプルに書いています。風土紀や地方の伝承などを盛り込んだハイブリッドな古事記です。

見るなの禁とひとつ火

イザナギは、死んでしまったイザナミに会うため黄泉の国の神殿を訪れました。

 

イザナギは神殿の外から「迎えに来たから一緒に帰ろう」と大声で呼びかけます。

 

しかし、イザナミは黄泉の国の食べ物を口にしてしまい、既に黄泉の国の住人になっていました。イザナミは「黄泉の国の神々に相談してくるからしばらく待っていて欲しい」「それまで絶対に神殿の中に入らないと約束して欲しい」と言いました。

 

しかし、待てども待てどもイザナミから返事がありません。痺れを切らしたイザナギは、約束を破り神殿の中に入ってしまいます。

 

神殿の中は真っ暗闇でした。そこでイザナギは髪に挿していた櫛の太い歯を折り火を灯しました。

 

ところが…暗闇の中に映し出されたのは…腐乱し変わり果てた姿のイザナミだったのです。

 

「闇夜にひとつ火」を灯すと不吉なものやあの世のものを見てしまう、と忌み嫌われる縁起がここにあります。

 

確かに仏壇や神殿のロウソクも1本でなく2本灯しますよね。

 

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