イベントのお知らせ一覧
3月15日(金)
『秘密の古事記(銀座)』※一般募集はありません
3月16日(土)
やさしいテキストや紙芝居風な説明をおこなうので初心者&お子様大歓迎!!
集 合:JR御茶ノ水駅(聖橋口)8:50
時 間:9:00~11:00
料 金:2,000円(テキスト費込、高校生1,000円、中学生以下無料)
家族パック3,000円
お申込み:umi.hitsuji88★gmail.com(★を@に変えてください)
Facebookページはこちらです
3月16日(土)
『誰でも2時間でわかる古事記』よみうりカルチャーセンター柏
時間:13:00~15:00
詳細はこちらから
2時間で誰でもわかる古事記:よみうりカルチャー柏:よみうりカルチャー(読売・日本テレビ文化センター)
3月29日(金)
『古事記から知る言霊の世界』よみうりカルチャーセンター柏
時間:10:30~12:30
詳細はこちらから
コジキノキジ ・フォーエバー②国生み~黄泉の国へ
~これまでのお話~
国生み
二人は地上に戻り…
宇宙の神様のアドヴァイス通り、今度はイザナギから声をかけました
ナギ「なんて可愛い女子なんだっ!!」
ナミ「なんてイケメンなの!!」
そして二人が結ばれると…
どんどん国(島)が誕生しました
最初に淡路島が誕生し、
続いて…
四国
最後に
本州
が誕生しました
その後、小さな島々が続々と誕生し・・・
日本の国土が完成したのです日本は島=神様なのです。
風、石、波、家、土、岩…
森羅万象に神が宿る…それが日本です。
こうしてどんどん世界が賑やかになっていきました。
イザナミの死
順調に神生みを続けたイザナミでしたが・・・
ナミ「ぎゃーーーー」
ナギ「どうした?イザナミ!!」
イザナミの悲鳴にびっくりしたイザナギは急いでイザナギの元へ駆け寄りました
イザナギは火の神を生もうとして大やけどを負ってしまったのです
「こ、これはひどい・・・」
「はやくよくなっておくれよ・・・」
火傷を負ったイザナミは、寝込みながらも神生みを続けます。
ナギ「もう生まなくていいんだよ」
しかし、イザナミの容体はいっこうによくなりません。
・
・
・
そしてついに…
イザナミは死んでしまいました。
ナギ「イザナミ…」
愛する妻を失ったイザナギの瞳から一粒の涙がこぼれました
この涙はナキサワメという女神となりました
日本では「哀しい」というエネルギーも神様なのです
ナギ「ええい!!」
ズバッ!!
イザナギはイザナミの命を奪った火の神・ヒノカグヅチを斬り殺しました
ヒノカグヅチの血が飛び散り、そこからも様々な神が誕生しました
しかし、妻を失った悲しみは癒えません
黄泉の国へ
ナギ「よし!
イザナミ、待ってろよ
必ず連れ戻して見せる!!」
イザナミはイザナミを連れ戻すため、固い決意を胸に黄泉の国(よみのくに:死者の国のこと)に向かいました
黄泉の国派薄暗くジメジメした辛気臭い世界でした
どのくらい進んだでしょうか・・・
イザナギは黄泉の館に到着しました
館の扉は堅く閉ざされています
イザナギは思い切って声をかけてみました
ナギ「おーい、イザナミ!!
迎えに来たよ
一緒に帰ろう
まだ国造りは途中だよ
お前がいなきゃ国造りもできやしない
それにオレは寂しくてたまらないんだ」
・
・
・
ギギギギギ・・・
扉が開き中から声が聞こえてきました
ナミ「まぁ、イザナギ様!!
こんなところまで迎えにきてくれたのですか!
イザナミ、嬉しい♡」
声の主はイザナミでした。しかし、辺りは薄暗くイザナミの姿は見えません
懐かしい声を聴き、イザナギは嬉しくなりました
ナギ「ああ、愛するイザナミ、会いたかったよ
さぁ、一緒に帰ろう!!」
ナミ「・・・・・」
ナギ「どうしたんだ、イザナミ?」
ナミ「ストップ、イザナギ様」
ナギ「???」
ピタッ!!
イザナギは不思議に思いましたが慌てて駆け寄るのをやめました
イザナミは続けました
ナミ「迎えに来てくれて嬉しい・・・
でも、なんでもっと早く来てくれなかったの?
わたし、もう黄泉の国の食事を済ませてしまいました」
これを黄泉戸喫(よもつへぐい)と言います。
黄泉の食事を一緒にしたということは、黄泉の一員になったという意味を含むのです
イザナミは続けました
ナミ「でも、イザナギ様と一緒に帰っていいか・・・
黄泉の神々に相談してみます
それまで絶対に館の中に入らずに待っていてくださいますか?」
イザナギは即答しました
ナギ「もちろんだ!!
一緒に帰れるならいつまでだって待つさ」
ナミ「ありがとう、イザナギ様
絶対に・・・・
中を
見てはいけませんよ」
イザナミは念を押すと館の中に姿を消しました
⇒TO BE CONTINUED
イベントのお知らせ
平成31年2月17日
『日本の神様と仲良くなる~東京十社めぐり①~』
子連れOKの神社参りです。イラスト付きテキストで神様のことをわかりやすく解説します。
日時:平成31年2月17日(日)9:50~12:00
集合:9:50 千代田線赤坂駅5B出口
料金:2,000円(高校生1,000円、中学生以下無料、家族パック3,000円)
お申込み・お問い合わせ
Facebook→日本の神様と仲良くなる〜東京十社めぐり①〜
メール→umi.hitsuji88★gmail.com
(★を@にかえてください)
平成31年3月9日
『ようさんと古事記in倉敷』
コジキノキジ・フォーエバー①天地開闢~フトマニ
この世の始まりは、ドロドロモヤモヤ・・・
まるで味噌汁をかき混ぜたような混沌とした世界でした
気の遠くなるような時間が経過すると・・・
ドロドロは沈み、宇宙空間はスッキリと澄みました
味噌汁の味噌とスープが分離したような状態です。
すると、地上(味噌)と宇宙空間(スープ)の間から、キラッキラッと神様が現れ始めました
最初に現れた神様は
①アメノミナカヌシ
その名の通り、天の中心を司っています
続いて万物を生み出す
②カミムスヒ
③タカミムスヒ
という"ムスヒ"の神様が誕生しました
ムスヒとは"結び"のことで、あらゆるものを生み出す力のことです
例えば
"種×土×水"を結ぶと芽がでます。
"食材×火×水"を結ぶと料理ができます。
"石×木の棒"を結ぶと石斧になります。
これがムスヒの力です。
神様とはわかりやすく言うとエネルギーのことです
そのあとも続々と神様が誕生します
天空を持ち上げる神様(エネルギー)
天を支える神様(エネルギー)
地上を支える神様(エネルギー)
・
・
・
様々な神様が現れ、どんどんこの世界が形成されていきました
こうして世の中の成り立ちが出来上がっていったのです
このブログでは、これらの神様をひっくるめて「宇宙の神様」と呼ぶことにします
そして、この世を成り立ちを支える宇宙の神様の最後に誕生したのが・・・
オノコロジマ誕生
宇宙の神様の誕生でこの世の成り立ちは出来ましたが、依然として地上(味噌)はドロドロとしていました
「どうしよう」
「なにか良い方法はないか?」
「オレにアイディアがあるぞ」
宇宙の神々は話し合いの末、イザナギ&イザナミ夫婦に地上を固めるよう命じました
宇宙の神々は、二人にアメノヌボコを手渡しました
「はーい!!」
イザナギとイザナミは天の浮橋に立つと、アメノヌボコをドロドロした地上に突き刺し、グルグルとかき混ぜました
こをろ~♪ こをろ~♪
心地よい音が響き世界を包みました
二人がアメノヌボコを引き抜くと、先端から雫が滴り落ち、それが固まりグルグルと回転を始めました
自ずから転がるオノコロジマの誕生です
僕たちの失敗
そして最初に天の御柱(あめのみはしら)という立派な柱と、住まいとなる八尋殿(やひろどの)を建てました
「イザナミ、ところでお前の身体はどうなってる?」
イザナミは答えました
「一か所だけ欠けているところがあります・・・」
それを聞いたイザナギは提案をしました
「オレの身体にはでっぱりがあるんだ
このでっぱりでお前の欠けた部分を塞いでみよう」
イザナミは答えました
「それはいいですね、やってみましょう」
しかし、イザナギはどうしていいかわかりませんでした
そこへどこからともなくセキレイが飛んできて、尻尾をピョコピョコと動かしました
(これだっ!!)
そして、天の御柱を右側から回るよう促し、自分は左側から回りました
柱を回ったところで二人は出会います
「なんて・・・」
イザナギが口を開こうとすると、イザナミがそれにかぶせてイザナギを称えました
「なんて素敵なイケメンかしら!!!」
すぐにイザナギも言いました
「なんて可愛い女性だろう(イザナミ、積極的だな・・・)」
そして二人は一つになりました
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すぐに二人は子供を授かりましたが、骨のないグニャグニャとした不完全のヒルコでした。二人はヒルコを葦舟に乗せ流しました
そして、もう一度チャレンジしましたが、次に生まれた淡島は、その名の通りすぐに泡となって消えてしまいました
二人は宇宙の神々に相談することにしました
「よし、ちょっと待っていてくれ」
相談を受けた宇宙の神々は、フトマニという占いをすることにしました
フトマニとは牡鹿の肩甲骨を炭火で焼き、そのひび割れ方を観て占う方法です
「む、結果が出たぞ!」
「どうやらイザナミの方から声をかけたのが良くないらしい・・・」
宇宙の神様のアドヴァイスを聞いた二人は、お礼を言って再びオノコロジマに降りていきました
⇒TO BE CONTINUED
イベントのお知らせ
平成31年2月17日
『日本の神様と仲良くなる~東京十社めぐり①~』
子連れOKの神社参りです。イラスト付きテキストで神様のことをわかりやすく解説します。
日時:平成31年2月17日(日)9:50~12:00
集合:9:50 千代田線赤坂駅5B出口
料金:2,000円(高校生1,000円、中学生以下無料、家族パック3,000円)
お申込み・お問い合わせ
Facebook→日本の神様と仲良くなる〜東京十社めぐり①〜
メール→umi.hitsuji88★gmail.com
(★を@にかえてください)
平成31年3月9日
『ようさんと古事記in倉敷』
エピローグ
「ハロー、エブリバディ!!」
ステージにニニギが上がりました
「2016年9月にスタートしたこのブログ・・・
ついにフィナーレを迎えることが出来ました
いつの間にか2年3か月の月日がたち、記事も400件に迫るまでになった
最初はさ
「こんなの書いてどーすんの?」
って思ってたんだ
わざわざブログ黄泉に…いや読みに来る人なんかいるのかなって
でも・・・
このブログのご縁で岡山の西粟倉村のクラシカさんで古事記やらせてもらえて・・・
そこからご縁が広がって大阪、京都、岡山、和歌山でも古事記させてもらえて・・・
この歳になって、かけがえのない友人に出会えたり・・・
いつのまにかカルチャーセンターの講師になってたり・・・
本当にやってきてよかったなって思ってる
それに
古事記を書くのは楽しいしね
神武即位の段階でこの古事記は終わりなんだけど
ヤマトタケルとかね
それと、この古事記は・・・
オレの勝手な解釈や時事ネタなんかを盛り込んだオレ流古事記なので
信じちゃいけないっ!!(でも風土記や地域の伝承を織り混ぜたりと良い点もあったと思う)
古事記の解釈は十人トリオ…じゃなかった、十人十色。
きっと答えなんかなくて、それぞれの古事記があってよいと思うんだ
だから是非、ほかの古事記も読んで・・・
いつか「あなたの古事記」を聞かせてくれるのを楽しみにしてるぜ!
このブログは終わるけど・・・
神話の時代から途切れることのない稀有な国・ニッポン!!
俺たちの国・ニッポン!!
この国がこれからますます輝くためにみんなでがんばっていこう!!
そして、この歴史を途切らせることなく、未来永劫繋いでいこうぜ!!
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・
俺たちの
本当のスタートは
これからだ!!
さあ、あの夕日に向かって走るんだ!!」
お知らせ
「このブログ、過去記事が読みにくい・・・」
という声をたくさんいただいていますので・・・
近日中に再編集した記事をアップする予定です
もうしばらくお待ちください
よう
募集中!!
残席3名です!!
日本建国!!
~これまでのお話~
イワレビコはニギハヤヒを仲間にし、ヤタガラスの先導の元、グイグイと進んでいきました
途中、紀州のドン・ファ・・・
…じゃなかった、力強い仲間を得たりしつつ・・・
「おじさんもおいやん
おじいさんもおいやん
紀州弁、最高やろし?」
・
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そして、ついに奈良の畝傍山(うねびやま)に到着しました
「よし!ここを拠点にしよう」
イワレビコは畝傍山の麓にお宮を築きました。これが現在の橿原神宮です
こうして初代天皇・神武が誕生したのです
その時のことです。天の声がイワレビコに語り掛けました
「八紘(あめのした)を掩(おお)ひて
宇(いえ)にせむ」
???
神武はちょっと意味がわからなかったので、
「アレクサ、今の意味を教えてくれる?」
とアレクサに語り掛けました
アレクサは答えました
「はい
『世界中の人が一つ屋根の下で暮らすような世界って素敵だよね』
という意味です」
それを聞いた神武は決意しました
「それは素晴らしい!!
よし、私は全ての人が家族のように仲良く暮らす素晴らしい国を作ってみせるぞ」
神武はこれを四字熟語にまとめ
「八紘為宇(はっこうゆう)」
をスローガンに掲げました
こうして神武が即位したことにより、日本国が誕生したのです
実に紀元前660年2月11日のことでした
神武以降、「八紘為宇」の精神を歴代の天皇が踏襲していきました
そして天皇家は現在まで一度も途切れることなく続いているのです
その間、なんと2679年(平成31年1月現在)
日本は現存する世界最古の国なのです
よう