古事記スクール

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タケハヅチ、任される

~これまでのお話~

 

国譲りに納得しない神々を説得するため、タケミカヅチはフツヌシ、タケハヅチと共に中つ国に向かいました。クナドノカミの先導の元、従わぬ神々を説得して回りました。そして「残るはアメノカガセオだけだ」とクナドノカミは言い、一行は鹿島に陣を張り、作戦会議を開きました。するとタケハヅチが「任せて欲しい」と言いました。

 

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「僕に任せてもらえませんか?」

 

そう言ったタケハヅチにフツヌシは言いました。

 

「ば、バカ言うなっ!!

 

 確かにお前の剣術はなかなかのものだ。

 

 成長も認めるし実力を試したいのもわかる。

 

 しかし、まだまだ俺やアニキには到底及ばないだろ!!」

 

タケミカヅチは言いました。

 

「タケハヅチ、何か考えがあるのか?」

 

タケハヅチは答えました。

 

「はい、あります。

 

 そして、それが最善の方法だと思います。

 

 確かに僕の剣術はお二人に大きく劣ります。

 

 しかし、戦いには相性というものがあります。」

 

タケミカヅチは少し考えて言いました。

 

「自信があるんだな?」

 

「はい、任せてください!!」

 

タケハヅチは力強く頷きました。

 

タケミカヅチは言いました。

 

「いいだろう、カガセオのことはタケハヅチに任せよう」

 

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よう

 

 

古事記連続講義のお知らせ★

 

10月から『熊谷カルチャーセンター様』で古事記の連続講義をおこなうことになりました。

ブログではお伝えしきれない「古事記の奥深さ」をたっぷりお話させていただきます。

どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

 

古事記スクール・スケジュール】

★無料説明会★9月22日(金)10:30~12:00

第1回:10月27(金)10:30~12:00

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第4回:1月26日(金)10:30~12:00

第5回:2月23日(金)10:30~12:00

 

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鹿島にて作戦会議

~これまでのお話~

 

国譲りに納得しない神々を説得するため、タケミカヅチはフツヌシ、タケハヅチと共に中つ国に向かいました。クナドノカミの先導の元、従わぬ神々を説得して回りました。そして「残るはアメノカガセオだけだ」とクナドノカミは言い、一行は鹿島に到着しました。

 

 

kojikista88.hatenablog.com

 

 

タケミカヅチ一行は、鹿島の地に陣を張りました。

 

 クナドノカミは言いました。

 

「アメノカガセオは、ここから北進した大甕山(おおみかやま)を本拠地にしています」

 

タケミカヅチは言いました。

 

「ふむ、クーちゃんの言う通り、カガセオが星空を司る神だとするならば、オレとフツヌシの剣術は通用しないかもしれないな・・・」

 

フツヌシが声を荒げました。

 

「冗談じゃないぜ!!アニキ?オレが負けるとでも?」

 

トリフネが言いました。

 

「フッくん、落ち着いて」

 

フツヌシは言いました。

 

「トリフネ、フッくんっていうな!!」

 

タケミカヅチは冷静に言いました。

 

「フツヌシ、オレたちの目的はオシホミミ様にスムーズに統治が移行するよう準備することだろう。

 

 誰が強いの弱いのという問題ではないよ」

 

フツヌシは頭をポリポリと搔きました。

 

すると、今まで黙っていたタケハヅチが口を開きました。

 

「みなさん、僕に任せてもらえませんか?」

 

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よう

 

 

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どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m

 

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第1回:10月27(金)10:30~12:00

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鹿島へ

~これまでのお話~

 

国譲りに納得しない神々を説得するため、タケミカヅチはフツヌシ、タケハヅチと共に中つ国に向かいました。途中、道案内をするクナドノカミに出会い、クナドノカミの先導の元、従わぬ神々を説得して回りました。そして「残るはアメノカガセオだけだ」とクナドノカミは言いました。

 

 

kojikista88.hatenablog.com

 

タケミカヅチはクナドノカミに聞きました。

 

「諏訪で別れたタケミナカタ殿もアメノカガセオには気をつけるよう言っていたのだ。

 

 クーちゃん。カガセオとはどんな神なのだ?」

 

クナドノカミは答えました。

 

「私も詳しくはわかりませんが、星空のエネルギーを司る神のようです。

 

 星空ですからね。。。

 

 果たしてタケミカヅチ様やフツヌシ様の剣をもってしても斬ることが出来るかどうか???」

 

フツヌシは言いました。

 

「へんっ!!そんな奴に負けるわけねーよ」

 

タケハヅチは何か考え事をしていました。

 

少しゆっくりと進んでいた一行ですが、クナドノカミが言いました。

 

「いったんこの地に留まり、今後のことを考えましょう」

 

この地とは・・・

 

鹿島でした。

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「ヨクキタネー!!」

 

鹿島の神様・・・なんか違う、いや、かなり違う。。。

 

 

よう

 

 

 

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第1回:10月27(金)10:30~12:00

第2回:11月24(金)10:30~12:00

第3回:12月22日(金)10:30~12:00

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中つ国、平定の旅

~これまでのお話~

 

国譲りに納得しない神々を説得するため、タケミカヅチはフツヌシ、タケハヅチと共に中つ国に向かいました。途中、道案内をするクナドノカミに出会い、クナドノカミの先導の元、旅を続けることになりました。

 

 

kojikista88.hatenablog.com

 

タケミカヅチ、フツヌシ、タケハヅチを乗せたトリフネは、クナドノカミの後についていきました。

 

行く先々には国譲りを良く思わない神がいました。

 

タケミカヅチ、フツヌシ、タケハヅチは、そのような神々を説得して回りました。

 

そのほとんどが説明を受けると納得し、国譲りに快く賛成しました。

 

皆は和気あいあいと楽しく旅を続けました。

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クナドノカミは言いました。

 

タケミカヅチ様。もう国譲りに反対する神は一人しかいません」

 

それを聞いたフツヌシは少し残念そうに言いました。

 

「そうか、あと一人か。この旅も終わりだな・・・」

 

クナドノカミは固い表情で続けました。

 

「実は、、、

 

 あと一人が手ごわいのです。ですからご案内が最後になってしまいました」

 

それを聞いたフツヌシは陽気に言いました。

 

「何言ってんだよ。オレたちが揃えば怖いものなしじゃんか」

 

タケミカヅチは言いました。

 

「クーちゃん(クナドノカミ殿のこと)。

 

 最後の一人とは、

 

 アメノカガセオのことだな?」

 

クナドノカミは静かに頷きました。

 

 

よう

 

 

 

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第4回:1月26日(金)10:30~12:00

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道案内の神、現る

~これまでのお話~

 

国譲りの使命を終えたタケミカヅチ高天原に戻り、フツヌシとタケハヅチに再会しました。  タケミカヅチ、フツヌシ、タケハヅチは、国譲りに従わぬ神を説得するためトリフネに乗り中つ国に向かいました。途中、「何か」を見つけたトリフネは急ブレーキをかけました。

 

kojikista88.hatenablog.com

 

中つ国に向かう途中、「なんか」を見つけたトリフネは急ブレーキをかけました。

 

タケミカヅチはトリフネの背中から身を乗り出し、「なんか」に目を向け言いました。

 

「トリフネ、もう少し近づいてくれ」

 

トリフネは

 

「アイアイサ―」

 

と答えると、フワフワと「なんか」に近づいていきました。

 

近づくと少し小ぶりな「なんか」にタケミカヅチは声をかけました。

 

「オレは高天原から来たタケミカヅチ。そなたは何者か?」

 

すると「なんか」は答えました。

 

「これはこれは、タケミカヅチさん。お待ちしておりました。

 

 私は岐の神(クナドノカミ)と申します。

 

 オオクニヌシ様に言われ皆様の道案内をすべくお待ちしておりました。」

 

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タケミカヅチは言いました。

 

「おお、オオクニヌシ殿が。

 

 クナドノカミ殿、よろしくお願いします。」

 

「では、国譲りに納得していない神々の元へご案内いたしましょう」

 

クナドノカミはそう答えると、トリフネの先導を始めました。

 

 

よう