古事記スクール

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ニセヒコ現る

~これまでのお話~~

 

オオクニヌシは中つ国を美しく賑やかに国に発展させました。それを見ていた高天原アマテラスは息子のオシホミミに中つ国の統治を任せたいと考えました。そこでオオクニヌシの元にアメノホヒ、ワカヒコを送りましたが、アメノホヒは懐柔されワカヒコは(既婚の身でありながら)オオクニヌシの娘シタテルヒメと結婚し、中つ国に居ついてしまいました。次の使者としてキジの鳴女(ナキメ)を送りましたが、ワカヒコは弓矢でナキメを射殺してしまいました。アマテラスは「ワカヒコに邪心があればワカヒコに当たれ」と言って矢を中つ国へ投げ返すとワカヒコに命中し死んでしまいました。高天原に住むワカヒコファミリーは中つ国へ向かい、シタテルヒメと共にワカヒコの葬儀をおこないますが、そこになんと死んだはずのワカヒコが現れました。

 

 

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ドアの向こうには死んだはずのワカヒコが立っていました。

 

それを見た高天原のワカヒコ妻は驚きました。それはそうです、今葬儀を行っている当人が現れたのですから。

 

妻「お、お、お義父さんっ!!ワカヒコさんが生き返りましたよっ!!」

 

父「なっ!!なにっ!!?

父「おお、お~、、、ワカヒコ、ワカヒコだっ!!」

 

子「わーん、お父さん、会いたかったよ~」

 

歓喜に沸くワカヒコファミリーは、ドアの前に立つワカヒコに抱きつきました。

 

感動の再会です( ;∀;)

 

すると、ワカヒコが・・・

 

「ええいっ!!のけ~い!!」

 

ドーン!! 

 

なんと思いっきりワカヒコファミリーを突き飛ばしてしまいました。

 

妻「ワ、ワカヒコさん?あなた、いったい???」

妻は何が起きたのか理解できず、目をぱちくりさせています。

 

子「う、う、うわーん!!」

子供は驚いて泣き出してしまいました。

 

父「ワカヒコっ!!これは、ディーブイ、DVだぞっ!!!」

父は息子の暴挙に怒りだしました。

 

 

 

ワカヒコは大声で言いました。

 

「オレはワカヒコではないっ!!」

 

「アイツ(ワカヒコ)とは生前に仲良くしていたんだ。そうだ、親友だった。」

 

「親友だったからこそ、こうやって弔いに来たのだ!!」

 

「それなのになんだ!?穢れた死人と間違えるとはっ!!」

(親友のことを穢れた死人…って・・・)

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ワカヒコあらため、ニセヒコの怒りは収まりそうもありません。

 

 

 

よう

帰ってきたワカヒコ

~これまでのお話~~

 

オオクニヌシは中つ国を美しく賑やかに国に発展させました。それを見ていた高天原アマテラスは息子のオシホミミに中つ国の統治を任せたいと考えました。そこでオオクニヌシの元にアメノホヒ、ワカヒコを送りましたが、アメノホヒは懐柔されワカヒコは(既婚の身でありながら)オオクニヌシの娘シタテルヒメと結婚し、中つ国に居ついてしまいました。次の使者としてキジの鳴女(ナキメ)を送りましたが、ワカヒコは弓矢でナキメを射殺してしまいました。アマテラスは「ワカヒコに邪心があればワカヒコに当たれ」と言って矢を中つ国へ投げ返すとワカヒコに命中し死んでしまいました。高天原に住むワカヒコファミリーとシタテルヒメは、力を合わせワカヒコの葬儀を進めました。

 

 

kojikista88.hatenablog.com

 

「クワックワックワッ」

「チュンチュンチュン」

「ピヨピヨピヨ」

ケーン、ケン」

 

鳥の姿に仮装し、ワカヒコの魂を死の国へ送るパーティーセレモニーを続けるワカヒコファミリーとシタテルヒメ

 

そこへ、誰かがやってきました。

 

「ごめんくださーい!!」

 

シタテルヒメは大きな声で答えました。

 

「はーい、今開けまーす!!」

 

シタテルヒメがドアに向かおうとすると、高天原のワカヒコ妻(ブルゾンの方)が言いました。

 

「あ、いいわよテルちゃん。私が開けるわ。」

 

そう言うと、高天原のワカヒコ妻はドアに近づき、

 

ガラッ!!

 

とドアを開けました。

 

「いらっしゃいませ、お待たせして・・・」

 

そこにいたのは・・・

 

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「ワワワ・・・」

「ワカヒコ~、ワカヒコ~♪」

 

なんとそこにはワカヒコの姿がありました・・・・!?

 

 

よう

コスプレパーティー

~これまでのお話~~

 

オオクニヌシは中つ国を美しく賑やかに国に発展させました。それを見ていた高天原アマテラスは息子のオシホミミに中つ国の統治を任せたいと考えました。そこでオオクニヌシの元にアメノホヒ、ワカヒコを送りましたが、アメノホヒは懐柔されワカヒコは(既婚の身でありながら)オオクニヌシの娘シタテルヒメと結婚し、中つ国に居ついてしまいました。次の使者としてキジの鳴女(ナキメ)を送りましたが、ワカヒコは弓矢でナキメを射殺してしまいました。アマテラスは「ワカヒコに邪心があればワカヒコに当たれ」と言って矢を中つ国へ投げ返すとワカヒコに命中し死んでしまいました。高天原に住むワカヒコファミリーはワカヒコの葬儀をおこなうため中つ国に向かい、ワカヒコの新しい妻シタテルヒメと面会しました。

 

kojikista88.hatenablog.com

 

中つ国のワカヒコの妻シタテルヒメと、高天原に置いてきぼりにされた…からやってきたワカヒコファミリーは、力を合わせワカヒコの葬儀をすすめることにしました。

 

まず、みんなでワカヒコの死を悲しみさめざめと泣きました。

 

次に、ワカヒコの遺体を安置する喪屋(もや)を作りました。

 

喪屋が完成すると、それぞれが鳥のコスプレをしました。

 

川翠(かわせみ)役が食事を作る係。

川雁(かわかり)役が食物を運ぶ係。

鷺(さぎ)役がほうきでササッと魂を清める係。

雀(すずめ)役が臼で米をつく係。

雉(きじ)役が泣いて悲しむ係。

 

古代、死者の魂は鳥によって死の国へ運ばれる(もしくは鳥になって死の国へ飛んでいく)と考えられていました。葬儀と鳥は切っても切れない関係にあったのです。

 

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それぞれが決まった役を演じ、八日八夜(ようかやよ)に渡り、大宴会を開き大騒ぎをしました。

 

 

そこへ・・・

 

「ごめんくださ~い!!」

 

ん?誰かがやってきたようです。。。

 

 

 

よう 

ワカヒコ妻劇場

~これまでのお話~~

 

美しく賑やかに発展した中つ国の統治を、高天原にいるアマテラスは息子のオシホミミに任せたいと考えました。そこで、中つ国へ使者としてアメノホヒ、ワカヒコを送りましたが、二人ともオオクニヌシに懐柔され中つ国に居ついてしまいました。次の使者としてキジの鳴女(ナキメ)が送りましたが、ワカヒコは弓矢でナキメを射殺してしまいました。その矢はアマテラスの元まで飛んできて、高天原は大騒ぎとなりました。アマテラスは「ワカヒコに邪心があればワカヒコに当たれ」と言って矢を中つ国へ投げ返すとワカヒコに命中し死んでしまいました。中つ国でのワカヒコの妻シタテルヒメは夫の死を悲しみました。その声は高天原に住むワカヒコファミリーの元まで届き、高天原のワカヒコファミリーは中つ国へ向かい、シタテルヒメに対面しました。

 

 

kojikista88.hatenablog.com

 

ワカヒコの死をきっかけに、高天原に住むワカヒコファミリーと対面することになったシタテルヒメ。結婚して8年。まさかワカヒコに家族がいるとは思いもよりませんでした。

 

シタテルヒメは混乱しながら言いました。

 

「ああ、もう、わたし…何が何だかわからないわ・・・」

 

「でも、でも・・・」

 

「やっぱりワカヒコ様をお慕いしているのです。」

 

すると、(高天原の)ワカヒコの妻が言いました。

 

「え?ワカヒコのことが忘れらない?」

 

「ふふっっ」

 

「ダメウーマン」

 

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「じゃあ・・・質問です。」

 

「テルちゃん(シタテルヒメ)は、味のしなくなったスルメを・・・」

 

「いつまでもいつまでも噛み続けますかっ?」

 

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「噛み続けないっ!!」

 

「新しいスルメ、噛みたくなぁ~い?」

 

「男はスルメと一緒。味がしなくなったら新しいスルメを食べればいい」

 

「だって、日本に神様どれだけいると思ってんの?」

 

「日本の神様」 

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800万!!

 

「そのうち男神は」

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「400万!!と5000!!」

 

「ブログのアクセス」

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少なっ!!

 

 

「さぁ、テルちゃん、今やるべきことに目を向けるのよ!!」

 

「作者だってブログのアクセスなんか気にせず頑張ってるのよ!!」

 

「あなたも勇気を出してアドレリアンになるの!!」 

 

「今やるべきことは・・・」

 

「ワカヒコの葬儀よ!!」

 

 

 

よう

ワカヒコ、不倫がバレる・・・

~これまでのお話~~

 

美しく賑やかに発展した中つ国の統治を、高天原にいるアマテラスは息子のオシホミミに任せたいと考えました。そこで、中つ国へ使者としてアメノホヒ、ワカヒコを送りましたが、二人ともオオクニヌシに懐柔され中つ国に居ついてしまいました。次の使者としてキジの鳴女(ナキメ)が送られましたが、ワカヒコは弓矢でナキメを射殺してしまいました。その矢はアマテラスの元まで飛んできて、高天原は大騒ぎとなりました。アマテラスは「ワカヒコに邪心があればワカヒコに当たれ」と言って矢を中つ国へ投げ返すとワカヒコに命中し死んでしまいました。中つ国でのワカヒコの妻シタテルヒメは夫の死を悲しみました。その声は高天原に住むワカヒコファミリーの元まで届き、高天原のワカヒコファミリーは中つ国へ向かいました。

 

kojikista88.hatenablog.com

 

※もうすこし整理したい方はこちらをお読みください。

kojikista88.hatenablog.com

 

 

息を引き取った夫ワカヒコの横で悲しみに暮れるシタテルヒメそこへ、高天原のワカヒコファミリーがやってきました

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「なにを悲しんでいるの?ダメウーマン???」

 

シタテルヒメは顔を上げ、言いました。

 

「ワカヒコが死んでしまったのです・・・」

 

ワカヒコファミリーは、シタテルヒメの元へ駆け寄りました。そして倒れている男神の顔を確認しました。

 

3人「・・・・・・」

 

父「本当だ!!」

妻「間違いなくワカヒコね」

子「お、お父さん!!」

 

シタテルヒメはその言葉を聞いて不思議に思い言いました。

 

「え?お父さん?あなた達、いったい何者ですか?私はワカヒコの妻シタテルヒメです。お父さんってどういうことですか???」

 

ワカヒコの(高天原での)妻は答えました。

 

妻「こんにちは~、キャリアウーマン・・・じゃなかった・・・」

 

妻「私は、ワカヒコの妻よ。こっちのしょぼくれたのがワカヒコのお父さん。そして、こっちが子供よ。」

 

父「しょ、しょぼくれ・・・」

 

ワカヒコの妻は続けました。

 

「ワカヒコは私達家族を高天原に置いて、この中つ国へやってきたの。そして独身と偽ってあなたと結婚したというわけね。」

 

シタテルヒメは少し考え、頭の中を整理していました。そして言いました。

 

「え?え~っ!!?ワカヒコ様、家族持ちだったの~っ!!!!」

 

8年間隠し通したワカヒコの不倫がバレたのであった。。。

 

 

 

よう