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【サタデーコラム】諏訪の神様

3月15日に「スピンオフ古事記タケミナカタ編~」という講義をさせていただきました。

 

タケミナカタというのは、諏訪大社の神様です。

 

友人が4月から諏訪に引っ越すことになり

「諏訪の神様のことを知りたいので講義して欲しい」

というオファーを受け、開催することになりました。

 

大切な友人からのオファーだったので、とてもうれしく即快諾しました。

 

が、心の中はザワザワしていました。なぜザワザワしていたかというと・・・

 

一つ目の理由。わかる人はわかると思いますが、古事記でのタケミナカタの立ち位置は簡単に言うと敵側です。古事記を伝える身としては、ちょっとやりづらいのです。

 

二つ目の理由。僕は過去に数十回神社ツアーをおこなってきました。その中で唯一、催行を中止したのが諏訪大社ツアーだったのです。

 

(下見では高速道路が通行止めになり、帰路に8時間かかりました…。そして、ツアーの参加者を募ったところ、すぐに催行人数に達したものの、相次ぐキャンセルによりツアーは中止になりました)

 

そんなわけで、僕は心のどこかで諏訪の神様にビビッていたのです。

 

今回、オファーをいただいたのが2月17日。講義までの約1か月。(ブログも休止し)かなり集中して諏訪の神様に向かい合いました。

 

その時間の中で、僕は諏訪の神様がどんどん好きになっていきました。

 

そして、講義を終えた今、諏訪を訪れたくて訪れたくて仕方がないのです。

 

今なら諏訪の神様も喜んで僕を迎え入れてくれそう…そんな風に感じています。

(FBなどでもやたらと諏訪に関する投稿を目にします)

 

古事記の講義をしていると、時々参加者の方から

「私と縁のある神様はどなたですか?」

というような質問を受けるとがあります。

 

が、僕はスピリチュアルを売りにしているわけではないので答えようがありません。

 

 

僕は人にも神様にも能動的であってよいと思っています。

 

仲良くなりたい人がいれば、こちらからアクションを起こす。

好きな神様がいれば、こちらから縁を作るように心がける。

 

それを拒否する神様はいないと思いますよ、きっと。

 

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※タケミ…ナカタ!!

 

 

 

よう

 

ワカヒコの妻

~これまでのお話~~

 

美しく賑やかに発展した中つ国の統治を、高天原にいるアマテラスは息子のオシホミミに任せたいと考えました。そこで、中つ国へ使者としてアメノホヒ、ワカヒコを送りましたが二人ともオオクニヌシに懐柔され中つ国に居ついてしまいました。そして八百万の話し合いの結果、次はキジの鳴女(ナキメ)を送ることになりました。ナキメはワカヒコの屋敷の庭にある桂の木にとまりアマテラスからのメッセージを伝えました。するとワカヒコは弓に矢をつがえ・・・

 

kojikista88.hatenablog.com

 

さて、ナキメがアマテラスのメッセージをワカヒコに伝えるため中つ国(なかつくに:地上世界)へ向かったその頃…

 

高天原(たかまのはら:天界)に残されていたワカヒコの妻子はこんなやりとりをしていました。

 

ワカヒコjrは母に言いました。

 

「ねぇ、お母さん。お父さんはいったいどうしちゃったんだろうね?お父さんが中つ国に向かってからもう8年経つよ。あれ?僕、何歳になったんだっけ???

 

さっき、お父さんの消息を確かめるために、キジのナキメが中つ国に向かったらしいよ。ねぇ、僕たちも中つ国に行ってみない?僕、心配なんだよ。」

 

母(もちろんワカヒコの妻)は言いました。

 

「ダメ息子~♪」

 

 

 

「じゃあ、質問ですっ!!」

 

「花は自分からミツバチを探しに行きますか?

 

 

「探さない、待つの!!」

 

「中ツ国には行かない、待つの!!」

 

「おんなに生まれてよかった~」

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↑※ワカヒコの妻

 

 

 

そんな母の姿を見て、ワカヒコjrは無言のまま立ち尽くすのであった・・・

 

次回からちゃんと進めます。すみませんでした・・・

 

 

よう

ブログ休止のお知らせ2

いつもコジキノキジをお読みいただきありがとうございます。

 

明日3/4(土)~3月中旬ころまでブログをお休みさせていただきます。

 

確定申告(笑)や、古事記セミナーの準備など、やらなきゃいけないことがあるのですが、ついついブログに逃げてしまうので...

 

古事記を書くのは楽しいですからね~、ここは意識的にストップしよう…ということでお休みすることにしました。

(仕事の合間に色々やっているので、体力的にもキツかったりしますし・・・)

 

 

しばらくお休みしますが、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。

 

 

よう

女スパイ、サグメ

~これまでのお話~~

 

美しく賑やかに発展した中つ国の統治を、高天原にいるアマテラスは息子のオシホミミに任せたいと考えました。そこで、中つ国へ使者としてアメノホヒ、ワカヒコを送りましたが二人ともオオクニヌシに懐柔され中つ国に居ついてしまいました。そして八百万の話し合いの結果、次はキジの鳴女(ナキメ)を送ることになりました。ナキメはワカヒコの屋敷の庭にある桂の木にとまりました。

 

 

kojikista88.hatenablog.com

 

ナキメはワカヒコの屋敷の庭に生えている桂の木にとまりました。

 

庭には、ワカヒコと怪しい感じの女がいました。ワカヒコはアマテラスから授かった光る弓とビューンと飛ぶ矢の手入れをしていました。

 

ナキメは絶好のタイミングだと思い、ワカヒコにアマテラスからのメッセージを伝えました。

 

「ワカヒコ~、ワカヒコ~、アマテラス様からのお言葉だ~。

 

『あなたの使命は中つ国の神々を説得することだ。いったい8年も何をしているのか?』

 

『あなたの使命は中つ国の神々を説得することだ。いったい8年も何をしているのか?』

 

ケーンケーン。」

 

ナキメの言葉を聞いたワカヒコは言いました。

 

「あ?なんかケンケン言ってるぞ?なんなんだこの鳥は?」

 

なんとワカヒコは、鳥語を理解することが出来ませんでした!!

 

すると、ワカヒコの隣にいる怪しい女が言いました。

 

「この鳥、不吉感ビンビン出してるよ。YOU!!やっちゃいなよ!!」

 

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この女は佐具売(サグメ)と言い、鳥語はわかりませんでしたが、心を探るのが得意なので、ナキメの心を探ったのでした。スパイには最適です。

 

これを聞いたワカヒコはサグメの言葉を真に受けました。

 

「なに?ヤバい鳥なのか?確かに色もクレイジー柄だし、ヤバい感じがするもんな。」

 

ワカヒコは弓に矢をつがえ、キリキリと絞りました。

 

 

よう

第3の使者、キジのナキメ

~これまでのお話~~

 

美しく賑やかに発展した中つ国の統治を、高天原にいるアマテラスは息子のオシホミミに任せたいと考えました。そこで、中つ国へ使者としてアメノホヒ、ワカヒコを送りましたが二人ともオオクニヌシに懐柔され中つ国に居ついてしまいました。そして八百万の話し合いの結果、次はキジの鳴女(ナキメ)を送ることにしました。

 

 

kojikista88.hatenablog.com

 

アマテラスはキジのナキメを呼びました。

 

ナキ「ケーンケーン。アマテラス様、お呼びですか?」

 

アマ「中つ国(なかつくに:地上世界)にワカヒコを送ってからもう8年。未だにワカヒコから連絡がないのよ。申し訳ないのだけど、ワカヒコに『あなたの使命は中つ国の神々を説得することだ。いったい8年も何をしているのか?』と聞いてほしいのよ。」

 

ナキ「ケーンケーン。お安い御用です。お任せください。」

 

ナキメは大きく翼を広げると、ヒューンと中つ国へ飛んでいきました。

 

その姿を見てオモイカネノカミはつぶやきました。

 

オモ「見てください。あの見事な飛びっぷりを。ナキメならきっとやってくれます。」

 

アマ「・・・・」

 

アマテラスは冷たい視線をオモイカネノカミに送りました。

 

オモ「あ、あの~、アマテラス様・・・・」

 

そうこうしているうちに、ナキメは中つ国にあるワカヒコの屋敷に到着しました。

 

そして庭に生えていた桂の木にとまりました。

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よう