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コジキノキジ〜楽しい古事記〜

日本の神話・古事記を中心に神様のことなどをシンプルに書いています。

ワカヒコ~ワカヒコ~♪

~これまでのお話~

 

美しく賑やかに発展した中つ国の統治を、高天原にいるアマテラスは息子のオシホミミに任せたいと考えました。八百万の神々の話し合いの末、中つ国への使者となったアメノホヒでしたが、アメノホヒオオクニヌシに心服し、中つ国に家庭を持ち居ついてしまいました。そこで、高天原では次の作戦を考えるため会議が開かれていました。

 

kojikista88.hatenablog.com

 

中つ国(なかつくに:地上世界)の統治権高天原(たかまのはら:天界)に譲ってもらうためにはどうすれば良いか考える八百万の神々。

 

そして、オモイカネノカミが中心となり、ついに意見がまとまりました。

 

オモイカネノカミは、アマテラスに言いました。

 

「中つ国へ使者としてアメノワカヒコを送りましょう!!」

 

アマテラスはちょっと心配そうな顔をしています。

 

アマ「今度は大丈夫かしら???」

 

オモ「きっと大丈夫でしょう。先に使者としたアメノホヒは一人ものでした。しかし、ワカヒコにはすでに家庭を持っています。中つ国に住み着いてしまうようなことはないでしょう。」

 

アマ「わかったわ。では、ワカヒコを使者として中つ国へ遣りましょう。」

 

アマテラスはアメノワカヒコを呼びました。そして、「天之麻迦古弓(あめのまかこゆみ)」と「天之波波矢(あめのははや)」を渡しました。これは、高天原の宝で、光り輝く弓と勢いよくビューンと飛ぶ矢です。

 

アマ「ワカヒコ、頼みましたよ。」

 

ワカ「任せてください。アマテラス様!!」

 

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アメノワカヒコは、意気揚々と中つ国へ向かいました。

 

 

よう

高天原会議3

~これまでのお話~

 

オオクニヌシの国造りにより、中つ国(なかつくに:地上世界)はとても豊かで賑やかでキラキラとした国になりました。高天原にいるアマテラスは、息子のオシホミミに中つ国を統治させたいと考えました。そこで八百万の神々が話し合い、中つ国の統治者であるオオクニヌシのもとにアメノホヒを使者として送りました。しかし、アメノホヒオオクニヌシに心服し、中つ国に家庭を持ち居ついてしまいました。

 

kojikista88.hatenablog.com

 

高天原の使者として中つ国に下りたアメノホヒ。しかし、オオクニヌシに心服し、中つ国で家庭を持ち住みついてしまいました。

 

その頃、高天原にいるアマテラスは、音信のないアメノホヒのことを不思議に思っていました。

 

「いったいアメノホヒは何をやっているのかしら?もう3年も経つわよ。」

 

そこで、オモイカネノカミはアメノホヒがどうしているのか調査をすることにしました。3年間ものんびりしているところがさすが神様ですね。

 

調査結果をまとめたオモイカネノカミは、アマテラスに報告をおこないました。

オモイカネノカミは気まずそうな顔をしています。

 

オモ「あの~、アマテラス様・・・」

 

アマ「どうしたの?」

 

オモ「ちょっと言いづらいのですが、アメノホヒオオクニヌシに心服し、中つ国で家庭を持ち幸せに暮らしているようです。テヘッ!!」

 

アマ「テヘッじゃないわよ。ホヒもホヒよね~、結婚したならお母さんに報告くらいしなさいよね~。」(アメノホヒはアマテラスの息子です)

 

オモ「アマテラス様。さっそく八百万の神を集め、次の作戦を考えます!!」

 

アマ「次はしっかり頼むわよ~」

 

オモ「おまかせください!!」

 

オモイカネノカミは、八百万の神を天の安の河(あめのやすのかわ)に集め、作戦会議を始めました。

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よう

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【サタデーコラム】バレンタインに魚が氷の間から飛び出る

土曜日は古事記をお休みして、ちょいと別の話題を・・・

 

僕はけっこうラジオを聴くのですが、先日「魚上氷」のことに触れていました。

 

魚上氷

 

「うおこおりをいずる」と読みます。

 

意味は「割れた氷の間から魚が飛び出る」です。春が近づいてる感じがしますよね。

 

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もう過ぎてしまいましたが、2月14日が『七十二候(しちじゅうにこう)』でいう「魚上氷」にあたります。

 

七十二候はもとは中国で考え出された季節の表現方法ですが、日本の風土に合うように改定されていったそうです。

 

僕は古事記の講義を通し「日本人の感性のすばらしさ」もお伝えしているのですが、「うおこおりをいずる」ってとってもいいなと思いました(七十二候はもともと中国だけどね)。

 

明日は日曜日なのでブログはお休みします。ではまた月曜日に。

 

 

よう

アメノホヒ、家庭を持つ

~これまでのお話~

 

オオクニヌシの国造りにより、中つ国(なかつくに:地上世界)はとても豊かで賑やかでキラキラとした国になりました。高天原にいるアマテラスは、息子のオシホミミに中つ国を統治させたいと考えました。そこで八百万の神々が話し合い、中つ国の統治者であるオオクニヌシのもとにアメノホヒを使者として送りました。しかし、アメノホヒオオクニヌシに心服し、しばらく中つ国に住むことにしました。

 

 

中つ国で生活するようになったアメノホヒ。最初は「ちょっとだけ住んでみよう・・・」という気持ちでしたが、あまりの居心地の良さに「あと3日くらい…」「来週には…」「来月でいいだろう…」とズルズルと中つ国での生活が長引いていました。

 

ある日、オオクニヌシアメノホヒに言いました。

 

オオ「アメノホヒ殿。中つ国の生活を楽しんでいるようですね。」

 

ホヒ「はい。オオクニヌシ様。最初は少しだけのつもりでしたが…私はこの国が大好きです。

 

オオ「それは良かった。」

 

オオクニヌシは続けました。

 

オオ「ところであなたはご結婚されているのですが?高天原に家族はいないのですか?」

 

ホヒ「いえ、私は気楽な一人ものですよ。」

 

オオ「そうでしたか、しかし一人では寂しいでしょう。気立ての良い女神がいるから、あとで紹介しますよ。」

 

オオクニヌシから紹介された女神とアメノホヒは馬が合い、すぐに結婚しました。モテモテのオオクニヌシの見立てに間違いはありませんでした(?)

 

こうしてアメノホヒは中つ国に家庭を持ち、いつの間にか3年の月日が経過したのでした。

 

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よう

 

揺れる想い~アメノホヒ~

~これまでのお話~

 

オオクニヌシの国造りにより、中つ国(なかつくに:地上世界)はとても豊かで賑やかでキラキラとした国になりました。高天原にいるアマテラスは、息子のオシホミミに中つ国を統治させたいと考えました。そこで八百万の神々が話し合い、中つ国の統治者であるオオクニヌシのもとに、アメノホヒを使者として送ることにしました。中つ国に下ったアメノホヒは、オオクニヌシに歓迎されすっかりオオクニヌシに惚れ込んでしまいました。

 

kojikista88.hatenablog.com

 

宴会を終えたアメノホヒは、オオクニヌシに言いました。

 

「今日は本当に楽しい宴会をありがとうとざいました。お恥ずかしい話ですが、私は中つ国は荒ぶる神が住む野蛮な国だと思っていました。しかし、そんなことはなかった。中つ国、なんと素晴らしい国でしょうか。さすがオオクニヌシ様の造り上げた国です。」

 

オオクニヌシは言いました。

 

「そんなにこの国が気に入ったのならば、中つ国に住んではどうか?我々は歓迎しますよ。」

 

アメノホヒは中つ国があまりに居心地が良かったので、心がグラりと揺れ動きました。

 

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揺れる想いと言えば、やっぱりZARDですよね!!

 

 

そして、

 

(自分は高天原の代表としてやってきたわけだけど、まぁそんなに慌てることもないか。ゆっくり高天原と中つ国の間を取り持っていけばいいよね。)

 

 と思いました。

 

アメノホヒは言いました。

 

「ではオオクニヌシ様、しばらく中つ国に住まわせていただいてもよろしいでしょうか?」

 

オオクニヌシは答えました。

 

「もちろん、もちろん。しばらくなんて言わずに、好きなだけ居ればいい。」

 

 こうしてアメノホヒは、しばらく中つ国に住むことにしましたとさ。

 

 

よう

 

カリスマなオオクニヌシ

~これまでのお話~

 

オオクニヌシの国造りにより、中つ国(なかつくに:地上世界)はとても豊かで賑やかでキラキラとした国になりました。高天原にいるアマテラスは、息子のオシホミミに中つ国を統治させたいと考えましたが、中つ国では荒ぶる神々がザワついていました。そこで八百万の神々が話し合い、中つ国の統治者であるオオクニヌシのもとに、アメノホヒ使者として送ることにしました。中つ国に下ったアメノホヒは、オオクニヌシに面会を果たしました。

 

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(中つ国の王・オオクニヌシ…。いったいどんな男神なのだろうか…)

 

オオクニヌシと面会することになったアメノホヒはとても緊張していました。

 

そして、目の前にオオクニヌシが現れました。

 

緊張していたアメノホヒは、相手に隙を与えまいとすぐさま口を開きました。

 

オオクニヌシ殿。私は高天原使者としてやってきたアメノホヒと申します。さっそくご用件をお伝えします。この中つ国の統治についてですが・・・」

 

アメノホヒが中つ国の統治権を高天原に譲るよう伝えようとすると、オオクニヌシはその言葉を遮りました。

 

アメノホヒ殿。長旅お疲れさまでした。まあ、今日のところは難しい話はやめましょう。もう酒宴の準備は整っています。ぜひ高天原の話も聞かせてください。さぁ、みんな!!酒宴を始めるぞ!!」

 

「あ、しかし・・・」

 

アメノホヒが続けようとしたところに、お酒やごちそうが運ばれてきました。

 

「さあ、遠慮はいりません。今日は大いに楽しみましょう!!さっそくあなたの故郷である高天原の話を聞かせてもらえますか?」

 

オオクニヌシアメノホヒを大切な客人として迎えました。そこには、偉ぶった王のような横柄な態度など微塵もありません。

 

オオクニヌシは丁寧に丁寧にアメノホヒをもてなしました。 そして、アメノホヒはあっというまにオオクニヌシに惚れ込んでしまいました。

 

「なんと立派なお方だろうか!!!」

 

酒宴は大いに盛り上がり、オオクニヌシアメノホヒはすっかり打ち解け、仲良くなってしまいました。

 

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よう

 

アメノホヒ、中つ国へ

 ~これまでのお話~

 

オオクニヌシの国造りにより、中つ国(なかつくに:地上世界)はとても豊かで賑やかでキラキラとした国になりました。高天原にいるアマテラスは、息子のオシホミミに中つ国を統治させたいと考えましたが、中つ国では荒ぶる神々がザワついていました。そこで八百万の神々が話し合い、中つ国の統治者であるオオクニヌシのもとに、アメノホヒ使者として送ることにしました。

 

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中つ国に下りたアメノホヒは、さっそくオオクニヌシに面会を求めました。

 

アメノホヒは穏やかな性格でしたが、中つ国の王であるオオクニヌシに面会するにあたり、

 

(なんとしてもオオクニヌシを説得しなくては。私は高天原の代表として来ているのだから・・・)

 

という思いを抱えており、非常に固い表情をしていました。

 

また、中つ国は荒ぶる神々がザワついている…と聞いていたので、野蛮な国かもしれない?という警戒心も持っていました。

 

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そして、いよいよオオクニヌシと面会をすることになりました。

 

 

よう