古事記スクール

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高天原会議2

 ~これまでのお話~

 

オオクニヌシの国造りにより、中つ国(なかつくに:地上世界)はとても豊かで賑やかでキラキラとした国になりました。高天原にいるアマテラスは「中つ国は私の子供が治めると良いんじゃないかしら?」と思い、息子のオシホミミに「中つ国を治める気はない?」と聞いてみました。オシホミミが中つ国の様子を見ると、荒ぶる神々がザワついていました。それを見たオシホミミは、「中つ国にはいきたくない」とアマテラスに言いました。

 

kojikista88.hatenablog.com

 

 

息子・オシホミミの報告を受けたアマテラスは、天の安の河(あめのやすのかわ)の河原に八百万の神々を集め相談しました。

 

「私は中つ国を息子のオシホミミが治めたら良いと思うの。だけど、中つ国の神たちはそれを良く思っていないようでザワついてるのよ。どうしたらよいと思う?」

 

日本の神様は非常に民主的で、何かを決めるときはみんなで話し合うのです。

 

アマテラスが岩戸に引きこもった時もそうでしたね?覚えていますか???

kojikista88.hatenablog.com

 

 

しばらくすると、みんなの意見をまとめた高天原一の知恵者・思金神(オモイカネノカミ)が言いました。

 

「中つ国を統治しているオオクニヌシに使者を送りましょう。天菩比神(アメノホヒノカミ)が適任かと思います。」

 

アメノホヒはオシホミミと同じく、アマテラスの息子です。オシホミミとアメノホヒは兄弟です(って当たり前ですが)。

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こうしてアメノホヒ高天原を代表し、出雲のオオクニヌシの元に使者として向かうことになりました。

 

アマテラスは言いました。

 

アメノホヒ、頼みましたよ。」

 

「まかせてください、お母さん!!」

 

アメノホヒは、意気揚々と中つ国へ下りていきました。

 

 

よう

ブログ再開のお知らせ

おはようございます。

 

しばらく休止していたブログですが、不具合(?)が解消しましたので本日より再開させていただくことにしました。

 

今までより少しスローペースになるかもしれません。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

よう

ブログ休止のお知らせ

いつもコジキノキジをお読みいただき、ありがとうございます。

 

おかげさまで毎日ブログを更新してきたのですが、昨夜からブログを【公開する】【下書き保存】のボタンが表示されなくなってしまいました…

(この文章はスマホで書いています)

 

なので、ブログを書きたくても公開も下書き保存も出来ない状況です…。

 

不具合が解消しましたら再開しますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

よう

荒ぶる神々

~これまでのお話~

 

オオクニヌシは全国を回り、国造りを進めました。こうして、中つ国(なかつくに:地上世界)はとても豊かで賑やかでキラキラとした国になりました。その賑やかな様子は、高天原(たかまのはら:天界)まで届いていました。高天原にいるアマテラスは「中つ国は私の子供が治めると良いんじゃないかしら?」と思いまいた。

 

kojikista88.hatenablog.com

 

アマテラスは中つ国の発展を高天原から眺めていました。

 

そして、中つ国を自分の子である天忍穂耳命(アメノオシホミミノミコト)に統治させたいと考えました。

 

アマテラスはオシホミミを呼び、言いました。

「オシホミミや、あなた、中つ国を治めてみない?」

 

オシホミミは言いました。

「お母さん、では中つ国の様子を見てみます。」

 

オシホミミは天の浮橋(あめのうきはし)という、高天原と中つ国の境目にある橋の上から中つ国を覗きました。

 

すると・・・

 

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ドーーーーン!!!!

 

 

「え?なにあれ???ヤバいでしょ、絶対ヤバいでしょ!!!?」

 

「とてもじゃないがこんな国には住みたくない」と思ったオシホミミは、アマテラスの元に急いで戻り言いました。

 

「お、お母さん!!中つ国では荒ぶる神々が騒いでいます。私が治めることを快く思っていません。無理です、絶対に無理です!!」

 

オシホミミの話を聞いたアマテラスは、腕を組みしばらく考えました。

 

 

よう

 

美しい国

~これまでのお話~

オオクニヌシは日本全国を回り、たくさんの女神と不倫…恋に落ち、たくさんの子を授かりました。そして、スクナヒコナとは兄弟となり、国を豊かにするため国造りをおこないました。スクナヒコナが去った後は、海のかなたからやって来た白く輝く神様を奈良の三輪山にお祀りし、国造りを進めました。

 

 

kojikista88.hatenablog.com

 

 

アメノヒボコと別れた後も、全国を回り国造りを続けたオオクニヌシ

 

その苦労の甲斐もあり、中つ国(なかつくに:地上世界)は、どんどん発展していきました。

 

温泉は湧き、田畑は増え、飢えや病に苦しむ人は減りました。

 

今では、葦は生い茂り、秋には豊かな実りがあり、水はこんこんと湧き、豊葦原之瑞穂之国(とよあしはらのみずほのくに)と呼ばれるほど美しい国になりました。

 

人々は笑い歌い、中つ国はどんどん賑やかになっていきました。

 

 

その賑やかさは、高天原(たかまのはら:天界)まで届いていました。

 

それを聞いたアマテラスはつぶやきました。

 

「とっても素敵な中つ国は、私の子が治めたら良いんじゃないかしら?」

 

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よう